エリートな彼に甘く奪われました
「え…」

彼の顔が近付いてきて突然唇が触れてきた。

「……!」

周囲から『きゃー』と言う声が微かに聞こえる。

私は驚いて顔をパッと離した。

「ちょっ、遼!」

彼は目を丸くしている私に余裕の笑みで返す。

「愛が拗ねてるから、こうしたら機嫌を直してくれるかなって」

「だから拗ねてないってば」

そう言い合っている私達の目の前に男の人の足が見えた。

二人揃って顔を上げる。

「よお、遼」

「釜田」

「なかなかいい絵だったよ、お前のラブシーンなんて初めてだからさ」

「よせよ」

いつも私に余裕の遼が少し困った顔で答えた。







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