エリートな彼に甘く奪われました
きっと遼に聞いてみても彼は優しく笑いながら『そんな、考え過ぎだよ』と言うのだろう。

突然、ピタリと動きを止めて彼が言った。

「いいよ、愛が一番大きなダイヤを選んでも一生かけて払うよ。好きなのを選んで」

「…な、何を言ってるの、冗談よ…」

「いいんだ、君が俺のものになるなら何だってする。欲しいものも、してほしい事も、何でも」

さらりとすごい事を口にしている。

私はまたしても涙腺が緩みつつありながらも必死で涙を堪えて言った。

「何でも…してくれるの?」

「うん、俺に出来る事ならね」

「本当に?」

「うん、早速何かご要望なのかな?お姫様」

「えっとね…、とりあえず…」

「とりあえず?」

「キスして…」




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