プラトニック・ラブ
頑張ろう! なんてお互いに励まし合ったところにやっとやって来た。
正面の一番大きな扉が重そうな音をたてて開く。
櫻井グループの社長。
それとその息子だろうか。
入ってきたその2人は、今までの非じゃないくらいの硬いオーラを運んで来た。
少し和んだはずの空気が最初のように―――――いや、それ以上に硬くなる。
感じた事のない空気に、あたしは必死で深呼吸を繰り返す。
じゃないと上手く呼吸ができそうにない。
過呼吸になりそうだ。
胸が苦しい。
何なんだ、この空間…。