プラトニック・ラブ




教師に追い掛け回される、なんて気持ち悪くてしょうがない。



「テキトウにどっか隠れるぞ!」



「どっかってどこさ?!」



そうあたしが叫んだときだった。



背後から足音が聞こえた…気がする。



けれど恐すぎて振り返ることなんてできないあたしは、引っ張られるがままにどこかの部屋に飛び込んだ。



心臓がバクバク騒いでる。


呼吸するのにすら一苦労。



まるで非現実的な何かに追い掛け回されていて、捕まったら殺される、みたいなホラー脱出ゲームに紛れ込んでしまったみたいだ。



オバケに追い掛け回されるのもコワいけど、教師に追い掛け回されるのは違う意味でコワいったりゃありゃしない。




「タラタラすんな!」



膝に手をついて息を整えているとそう怒鳴られた。


恐怖や不安で情緒不安定ぎみになっているあたしは、堪えられずに怒鳴り返す。



「タラタラしてないし!!」



「してんだろうが!」




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