プラトニック・ラブ




あたし達はとある場所の前で足を止める。


そこはどうやら厨房らしく、あたし達がいることに気づいた厨房にいた男の人はあたし達を見るなりニカっと口角を上げた。



「相変わらず美人さん揃いだな! 頼むぞ!」



そう言って豪快に笑い声をあげるこの男の人は、本当にここで料理を作ってる人なのか少し疑った。


あっちとこっち、どうも温度差が激しすぎないだろうか。



「………」



それよりもあたしは〝美人〟という言葉に引っかかった。



お世辞なのか。


それともあたしの存在に気づいていないのか。



確かにあたしを抜いた4人は美人さんだけどあたしはどうなる…?



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