プラトニック・ラブ




廊下にさっきまで響いていた生徒の声がだんだん聞こえなくなっていく。


同時に先生の怒鳴り声も聞こえなくなった。



どうやら授業が始まる時間らしい。


この1時間は絶対に安全だ。



そう思ったらドっと睡魔が押し寄せてきた。



あぁやばい…なんてウトウトしてきたときだった。



「なぁ」



「んー…?」



けれど深谷の言葉を訊いた瞬間、睡魔なんて勢いよく飛んで行った。





「昨日抱き合ってた男って、理事長の息子…だよな?」





ドキンだかバクンだか、激しい音をたてて心臓が跳ねる。



うっ…嘘!


昨日の見られてたの?!



一瞬にして眠気がどこかへ消え去っていく。




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