君と私の特別
じゃあ‥‥
嘘じゃないの?
本当にまだ私を好きでいてくれてるの?
そんな私の考えが通じたのかは分からないけど
たっくんは俯いていた顔をあげて
「好きな奴だから、一生一緒がいいって思ったから
お前には素でいようって思った」
「ほ、んと‥?」
声が震える
涙で視界が歪んでいく
「あぁ。
俺は昔っからお前だけしか見えてねぇよ
ゆうだけが好きだ」
よかった‥
私も、私もたっくんだけが好き
たっくんじゃないと嫌
そう言おうとした瞬間
くらっと視界が揺らいだ
え‥?
「っぶねー」
セーフ
そう言って心配そうに私な顔を覗きこむたっくん
あ‥、私今倒れかけたんだ
倒れかけた私をギリギリで支えたたっくん