マジで恋する10秒前!?
あたしは・・


今日から一匹狼だ....



もう、あたしのせいで誰かを苦しめたくない。



流れる涙を手で隠しながら、一生懸命....一生懸命走った。



「おっ・・お嬢様!?どうなさいましたか!?」


「ごめん・・・車で....」


慌てる黒野は、あたしの言葉で少し落ち着いたのだろう、いつものように車のドアを開けてくれた。


投げ捨てるように鞄を投げ横になる。



「それでは、家までを黒野が担当させてもらいます。」


「・・・ぅっ....」


「お嬢様.....」


ミラー越しに見る黒野は凄く切なそうな顔をしていた。


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