マジで恋する10秒前!?
「好きだ...音彩・・・俺が音彩の事を守るから...ずっとずっと俺のそばで笑ってて欲しいから」



「.....ありがとう」



流雅は、あたしの背中に手を伸ばして、さっきよりももっともっと強く抱きしめ返した。



そんな大切な言葉....あたしなんかに言わないで・・・使わないで....




キミに会えた事。



普通は幸せでしょう....でも、あたしは幸せじゃないかもしれません。



もし・・あたしじゃなくて、もっともっと良い人でもっともっと素敵な人で...流雅の相手はそんな人だったらいいのに。



あたしは・・・・キミに会わなければ、こんな思いも、こんな複雑な感情にも出会わなかったのに。
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