愛なんて知らない Ⅲ









「嘘よ・・・・

嫌だよ!嫌ぁ!!」



百合香はその場で泣き崩れた





(百合香にとって愛美は光だからなぁ

愛美のおかげで前に進めたし

もちろん俺もだけど・・・・)





「落ちついて、百合香・・・・」






「嫌ぁぁ!

また会えなくなるなんて嫌よ!!」




階段を登ってくる慎の姿が見えた





「慎!早く来て!!」





「百合香!?」


慎は百合香の様子に気づき

慌ててこちらに来た





「嫌よ!絶対に嫌ッ!!」







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