愛なんて知らない Ⅲ









「フフ」


燐は綺麗に笑う






「・・・・」





「ダメよぉ」


燐は色っぽくそう言う






「どうして?」




『私を殺したいんじゃないの?』





「だって、貴方には

闇を味わってもらわなくちゃぁ」



燐の綺麗な微笑み






「お願い、殺して

私を殺しても貴方に害は無いはずだよ」






「あるわ」








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