愛なんて知らない Ⅲ








「それは小さかったからよ

今は光である貴方に闇は使えないわ


今、闇は害を及ぼす物でしかないのよ」



燐は当然のように言う






「それじゃあ、燐も光が「そうよ!」






「でも今私は闇よ!

私は絶対に光にはなれない存在・・・・」



燐が悲痛の声で悲しそうに言う






(これが燐の心の闇なんだ

でも私は・・・・)




「私は燐になりたい」




大切な人を殺さなくてもいい

闇になりたい・・・・





燐が驚いて私を見る




「闇になりたい・・・・」







< 141 / 256 >

この作品をシェア

pagetop