愛なんて知らない Ⅲ
ー隼斗ー
呪いがとうとう発動した・・・・
解きたいのはもちろんだよ
でも今の愛美は無理なんだ
とりあえず愛美に
大人しくなってもらわなきゃムリだ・・・・
考えてる今も愛美は猛獣のように
どこか機械的に・・・・
でも綺麗な涙を流しながら殺そうとしている
「これが光の者だけの
孤独な呪い?」
どこからかリンとした綺麗な声が聞えてきた
俺はその声がした方を見た
そこにはとても美しい1人の女
そして美しい男がいた
どこか悲しそうな美しい2人・・・・
愛美が光なら目の前の女は闇
愛美が太陽なら目の前の女は月
全てが愛美と逆の女だ
「そうだけど・・・・
今はそれどころじゃない」