恋する天然兎




「そうだった、林くん。」



林くんは、幼稚園からの知り合いで……



いっつも、



「何で、名前覚えてくれないの!?」



そう言って、嘘泣きをする。





「お前、バカだろっ。」



そして、ふーまくんに大笑いされるのが、林くん。




「それにしてもさー、由莉っていつから天然な訳?」




最近、ふーまくんから言われる事。


記憶上では、小学校2年くらいから言われ続けている。



でも、ね……




「私、天然水じゃない。」



そう言うと、皆は大笑い。




「それ、真面目?」



「いつでも大真面目!」



って言うと、若葉ちゃんは「嘘だぁ」という事多数。



そして、




「天然って予測不能だわ。」



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