リフレイン〜2nd Season〜

健太があたしのことを本気で好きでいてくれていることは、凄く伝わってきた。




あの言葉から、あのキスから…。



でも…まだ付き合ったりは…出来ない。




また元カレみたいに“朱里の気持ちが分からない”って言われて、フラれることになるかもしれない。




健太は凄く良いヤツ。




SPとしても頑張ってるし、回りへの気遣いも出来てる。




だから…あたしなんかと健太が付き合っていいのかな?




なんて考えてたりもする。




「でもさ〜!健太は絶対本気だよ?アイツ、遊びで女と付き合うようなヤツじゃないじゃん?」




水樹があたしに言い聞かせるように言った。




「それは…分かるけど……」




確かにその意見には同意できるけど…。




「ま、あたしはあんまいらないことは言えないけどさ〜。朱里と健太なら上手くやれるような気がするよ?」




「…そうかしら」




「そうだよ〜!前からお似合いだな〜とは思ってたんだけどね(笑)」




「そう……って、はい!?」




あたしは思わず顔を上げた。




水樹は可笑しそうに、ケラケラと笑っている。




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