恋心 ~Opposite Nature~
「山地、妃路どうだった?」
「競技には無理らしい。誰か代役を立てろって」
「そんなこと言ったってあいつの代役なんか…」
みんなの視線が俺に集中する。
「男女混合リレーだし、男が出ても問題ねえよな」
「つか、山地しか居ないだろ。頼むよ山地。優勝がかかってるんだ」
さっき聞いた保健室での会話を思い出した。
"みんな期待してくれてるし"
「…わかった。出るよ」
「頼むな。アンカー」
「ああ」
アンカー襷を受け取り、列の一番後ろへ並んだ。