曇りのち晴れ♪

「宮崎さん!!いきなりごめんね?
あたし高田彩香っていうの。」





うわぁ、可愛い。
ぱっちり二重にクリーム色の髪。
すらっとしたスタイルに
なんとも可愛らしい声。




なんであたしこんな可愛い子に
声かけられてるんだろ…


人違い?いや、確かに目合ってるし
宮崎さんって言ったよな。



「そうだけど…。」



戸惑いながら答えたあたしに
彩香はニコッと微笑み、



「さっき体育館前で見かけた時から話しかけたかったんだ♪よかったら仲良くしよ?」



さっき見られてたんだ。


うわぁはずかしっ!!!!



でも同じクラスなんだし
これから一人っていうのもやだしな…




「あっこ…こちらこそ!よよろしく!!」




あ!!かんじゃった…!!

自分でも顔赤くなってくのわかるよ…。




「あはは。宮崎さんったら。
気楽でいいから。彩香って呼んでね♪」



「よろしく!彩香。あたし真由菜だから適当に呼んでいいよ。」



「じゃあ…まゆって呼ぶね!!」




彩香…この学校に入って
初めての友達。



なんだかんだやってけそうじゃん♪



そのときそう思ってしまった
あたしは大馬鹿者でした…。




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