意地悪な君へ
「大学生になるんですから、少しは大人になってくださいね。」
そう言って、私の頭をぽんっと撫でる。
触れられたところから、じわっと暖かくなって、胸がキュンとした。
「次会うときは、由希くんももっと可愛げのある後輩になっててよね。」
そう言って、笑いかけると由希くんが私の腕をつかんだ。
「なに突然、先輩ぶってるんですか。……ずるいですよ。」
そう言って、由希くんが私をぎゅっと抱きしめた。