金龍~星たちの絆~
英司「二人で仲良くおててをつないでいきましょう!…って、なにふざけとんじゃ!いいから、天龍の旅行をどうするか考えろ!いいか、それまでデート禁止だ!」


葵「…蓮、私絶対に英司は怒らせない。歩登兄も怒らせない。」
蓮「ああ、一秒でも命が惜しかったら、そうしたほうがいい。」




英司「で、これからどうするか、おもに綾考えろよ。」

英司に目を合わせないようにして、みんなは頭の中で考える。


アイディアを出さないと、殺される。
半端なこと言っても殺される。


そんなこと知らずに葵は能天気に言う。


葵「みんな金持ちなんだから、みんなの金で行ったら?」


そう、蓮は父親が警察官。母親がヤクザの組長。
英司の父親母親ともに、大会社の社長。
綾、健、翔の親は、海外の凄腕マヒィアの幹部なのだ。


葵「別に綾さんが完璧悪いわけじゃないし。ああ!そうだ。金龍天龍銀龍蒼龍合同旅行ってのはどう?私たちも行く予定だからさ!ね?」



英司「……場所は?」


葵「ハワイ!」


天龍「ハワイ!?」


葵「そう。どう?」


英司「…いいんじゃねえの。」




蓮「知ってるか葵。あの返事の時、英司は本当に気に入った意見だった時だけだ。」


葵「私に感謝しろよ!」



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