金龍~星たちの絆~
「新入生、起立。代表神谷葵」

葵「はい。」

うん、これって、結構緊張するねぇ。

隼・悠「あっおい―――――!」

隼兄、悠兄、うざい。

まぁ、にらめばすぐに静かになったけど。

「おい、あれって噂の神谷兄弟じゃね?」

「じゃぁ、あいつ乱鬼か?」

葵「―――ここに入学するにあたって、ルールはしっかりと守ります。それから、」

私はみんなのほうを向いて言う。

葵「噂は勝手に流してもらってもかまいませんが、しっかりと身分わきまえて言えよ。俺は確かに、どこにも属してねーが、神谷だ。弱いと思ってたら大間違いだ。以上。」

あー、すっきりした。

って、言ってる傍から、殴りかかりに来てるし…。

こいつは、全国№8の狼桜だな。

狼「ウォぉ――――――」

突っ走ってきても無意味だッつうの。

すっ。

どたん!

狼桜のやつは足を引っ掛けられて派手に転んだ。


葵「隙がありすぎなんだよ。」
陸「葵!右!」
葵「えっ?」


しまった。よけれるか…無理だ。当た…

バキッ!

痛く、ない?

蓮「葵、大丈夫か?」

葵「れ、蓮?」

陸「葵、大丈夫か?こいよ。」

蓮「おい!」

空「天龍の人、葵を守ってくれてありがとう。礼は言うよ。貸し1ということで。でも、それとこれとは別だ。いこう、葵。」

葵「う、うん。…蓮!ありがと!ニコ!」

この時、葵に関して全校生徒は、
1手を出してはいけないこと
2男のくせに可愛い!!!!!

と、思ったらしい。

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