金龍~星たちの絆~
「まさか葵が乱鬼だったなんて…。」

「でも俺、たった短い間しか一緒にいないけど、葵がいいやつだって知ってる。」

「ああ。俺らは守りたい。そうだよなみんな!」


クラスメートの誰かがみんなに聞こえるように言った。


「ああ、そうだよな。」

「うん、そうだ」


それは一年生全体に広がり、やがて、全校に広がった。


英司「ねぇ、歩登さん。歩登さんが脅しても意味がないっていった意味は、こうなることが分かっていたからですか?」

歩登「うん。葵ちゃんはね、昔から人を引き付ける、天性の才能を持っている。だから、僕の脅しは意味ないと思った。けど、役に立ちたかったんだ。」



葵「みんな!!!
  ありがとう!!!ニカッ!」



この時の葵の笑顔に、全校のみんなが惚れ込んだという。



蓮「葵、おまえ、すげーよ。」





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