鬼の名の下
「豊玉さんに、ですか?」



『豊玉さんに、です』



「ふっ、ふはははっ!!まさか、豊玉さんが分かる人にめぐり合えるとは思いませんでした」




顔を綻ばせて笑う沖田。



綺麗な人だな・・。茶髪・・小麦色の髪の毛がとても似合っている。



それに、意志の強い瞳。



だけど、その瞳が笑うと目尻が垂れて少し可愛い。




「何ですか?」



『嫌、何でもないです』



スッと視線を逸らし、襖から漏れる月明かりをぼんやりと見つめた。



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