図書室の姫君【完】



しばらくしゃべると朔夜は後ろからあたしを抱き締めてきた。



「先輩の抱き心地超いいね。」


「ちょ…」


「いい匂いとかするし…。」



心臓のリズムが速くなる。



「朔夜っ…」


「はい、おしまい!」



へっ…?



「これ以上続けると俺がやばくなる…。」



え?どーいうこと?


あたしが不思議に思っていると、、



「やっぱ先輩は鈍感だよ。」



意味わかんないよ!



「…今日は早いけどもう帰ろっか!」



変なの。

まだ帰りたくないって思っちゃう……


親がいるとか関係なくて、朔夜ともっとしゃべっていたいなんて………






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