ダイヤモンド

いつも通りキスはなしの行為を終えて

満たされた体をベッドへ沈める。



「来週の月曜の夜、空いてる?」


彼に尋ねるとすぐに返事が返ってくる。


「空いてるよ。」



「ほんとに、ほんと?」


「ほんとだって。」



クスクス笑ながら、彼は私を優しく抱きしめた。




来週の月曜はクリスマス。



この日に、彼の気持ちを

確かめよう…





私を選んで…







「クリスマス、楽しみだな。」




別れ際に耳元で呟かれて、ドクンと胸が鳴る。



クリスマスって分かってて、すぐにオッケーしてくれたんだ…





嬉しくて胸がいっぱい。




早くまた彼に触れたい…









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