ダイヤモンド
*。+゚
タクシーを捕まえて、彼が住んでいるマンションの名前を言う。
さっきの話を思い出しながら、外の景色をぼんやりと眺める。
今はとにかく
会いたい……
―――――――……
返しそびれていた合鍵で部屋を開けると、そこにはすでに潰れ気味の彼と
アサミのダーリンであるナオトがいた。
「あー、ユリが来たー。助けて~!ヒロに犯される~!!」
ナオトが私に助けを求めてきた。
確かに、その絵図はヤバイ……
ベッドの上でナオトの上に股がってシャツのボタンをはずし始めている彼。
「ちょっと、ヒロ!!何してんの!!」
慌てて駆け寄ると
「え?ユリ?オレのユリー。」
引き寄せられて、抱き締められた。
動けなかった…
彼のこんな声初めて聞いた…
こんな甘い声、私、知らない……
いくら、ナオトとアサミでも、今までずっとこんな彼を見てきたなんて、ずるい!!
「ヒロ、私、怒ってるんだからね!!」
すると、シュンとして上目遣いをする彼。
なによ、その目…
反則………
「ユリ…ごめん。もう、キスマークつけないから…オレのそばにいて…」
―グイッ
「……えっ!?」
ちゅ…
「……んんっ…ちょっ…と、ヒ……ロ」
「オレ、お邪魔みたいだし、ハニーから帰ってきてって電話あったから帰るな。じゃ。」
とナオトがパタンとドアを閉めて出ていった。