ダイヤモンド


「………ん…」


私の唇が離れると同時に彼が眠たそうに目を開いた。


彼の上から退こうとすると、腕を掴まれる。



少しの間見つめ合う。





そして、フッと笑みをこぼしながら



「綺麗に跡が残ってるな。」



と、私の鎖骨を撫でて言った。




そんな優しい目で私を見ないで…



勘違いしちゃうから…



また、あなたの部屋に来たくなるから…





「これで、美沙はオレのって分かって安心できるだろ?なんで不安がってんのか知らねーけど、オレには美沙だけだから…」





………いや



やめて……



そんなこと言わないで…っ










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