車内☆恋愛
あたしは静かに振り返った。

真剣な瞳とぶつかる。


「ありが、と……」

「……キス、してい?」


……どうしよう

あたしは何故か迷った。

……先輩が好きなはずなのに。


「ごめん、嫌だよな…」


先輩はスッと離れる。

嫌、なのかな…


「……っ先輩!」


あたしは先輩の綺麗な唇に自分の唇を

重ねた。


「…下手くそ」


あたしが離れると先輩が呟く。


「初めてなんだから仕方ないじゃん…」
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