Secret*Hearts


「華梨をひとりにしたりしないよ。」


だってきみはまた、ひとりで抱え込んで、苦しむんだろ。
他人に隠れて、ひとり涙するんだろ。

そんなこと、もうさせない。
させたくない。

華梨の涙は、俺が拭ってあげるから。
それが俺の存在意義、覚悟だよ。

俺を見つめたままの華梨に小さく笑って、触れるだけのキスを落とした。




  “華梨のお父さんに、

   ふたりで会いに行こう。”







ふたり並んで、華梨の家の敷地に足を踏み入れる。
手は、しっかりと握ったまま。

……相変わらず、すごいな。

しっかりと手入れされている庭。咲き誇る花々。

俺が華梨の家に来るのは初めてじゃないけれど、こうやって明るい時間に正面から堂々と足を踏み入れたのは初めてだったから、なおさら感動する。

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