TIME
『ごめん!』


「まったくも―。」

琴羽は、いつもそんな話しは、部屋に来て言わないし、来たとしてもノックしずに来る


だから


何かあると思った。

「そんなことは、良いや。」


やっぱりなぁ~。


『で、何だよ。』


「うん、今日真琴ちゃんの家に来てた宇都宮兄妹が、ちょっと引っかかってね。」


龍人先輩と宇都宮がか?


『何が引っかかってンだよ。』


琴羽は、ため息を吐き話しを続けた。


「何にも分かんなかったんだね。」




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