Je t'aime
ここで泣いたらまけ。



こぼれた一滴の涙を


クッと新しい制服でぬぐい



体育館へと走った。


「はぁ…はぁ…


ここ…だよね…」



まだ入学式は始まってなく


みんなゾロゾロと並ぼうとしているところだった。


間に合った…



「柊 美冬ちゃん…?」


後ろから声がした。


かわいらしい声…


「そうですけど…。」


ふりむくと


ニコッと微笑んだ、かわいらしい女の子
< 33 / 202 >

この作品をシェア

pagetop