らっく!!~番外編~
『美弦、おいで?』
愁は自分の脚の間を指差して私に座るように促す
「うん――…」
私も素直に従う
ただ少し恥ずかしかった…
脚の間にチョコンと座る
すると…
『何してんの?体はこっち!!』
愁は私の体を持ち上げて顔と顔が見れるように向かい合わせた
うぅ…
愁は私の髪を梳き始めた
『いつから思ってたの…?』
愁は切なそうに私の喉に指を滑らせる
「何を…?」
『気持ちが重すぎるって言ってた』
そういうところまで覚えてなくていいのに…
「婚約してちょっと経ったくらい…」
愁に嘘をついたってすぐ分かってしまう
正直に白状した