らっく!!~番外編~
「遅い…」
いつまで待たせるんだ、あのバカ男!!
待ち合わせの時刻からすでに30分は経過していた
自分から約束したくせに…っ…!!
買い物するからついてこいと言い出したのはあいつだ
まあ、あいつが律儀に時間通り来るとは思ってなかったけど…
自分の扱いの雑さに諦めがつく
なんかどうでもよくなってきたな――…
『ねえそこの君!!』
うわ―…
最悪かも…
このパターンは嫌ってほど身に覚えがある
私はなるべく不快感を露わにして声をかけてきた男の方を向いた
『さっきから暇そうに立ってるよね?』
うるさい
土曜の昼に一人っきりのあんたに言われたくない
「悪いけど人と待ち合わせしてるの」
うざっ…
『そんな嘘つかなくていいよ?』
うるさい
男はニタニタと笑いながら私の肩を引き寄せた
『彼氏がいなくて寂しいんだろ?』
うるさい!!