桜の木の下で
「でもそれはおぬしではない・・・」

「でも魂は同じでしょ?」

「・・・・・」

「3000年後また逢いましょ・・・・」

そういって静かに百合は目を閉じた。

ああ・・・3000年とは一人でいるには永すぎる・・・

わしはその間この桜の木の中でねむっていよう・・・・

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