桜の木の下で
「刹那様。」

振り向くと家臣の雷がいた。

「おう。雷か。」

「3000年ぶりにございます。」

「うむ。」

「宴を抜けられたのですか?」

「ああ。」

「宴の時もずっと桜をごらんになられていましたね。」

「ああ。」

「桜乙女が気になりますか?」

「そうか。おぬしは他人の目を見て気持を読み取れるのか。」

「はい。」

「気になるな。」

「3000年も待たれた相手だからですか?」

「いいや。わしはあやつに惹かれておるのじゃ。」

「あやつ?」

「新しい桜乙女じゃよ。」
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