あたしの愛、幾らで買いますか?
一気に胸がドキドキと鳴る。

彼に会いたくなってしまった。

今日、夜会う約束をしていたけれど、

詳しくは決めていなかった。


あたしは携帯を取り出し、

彼にメールを送る。


【送信先:サクラ】

【今日、何時くらいに会う?】


ドキドキと胸を高鳴らせて、

送信ボタンを押す。

2分経たないうちに、朔羅から電話が来る。


『もしもし』

「もしもし」

『あれ?
 あゆ、まだ外?』

「うん。友達と一緒」

『じゃあ、
 7時に駅に行くから』

「わかった」

『それまで、楽しんでね』

「うん」


7時に駅。

朔羅と会う現実味が嬉しい。

唇の端っこが勝手に上がる。


「歩美!お待たせ」


エリが背後から声をかけてくる。

ハッとした。

今の、聞かれてないよね?




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