あたしの愛、幾らで買いますか?
エリが選んだのは、窓際の席。

静かな雰囲気がいい。

とても落ち着く。


「いいお店だね」


しみじみ言葉を漏らす。

緩やかで、とても穏やかな雰囲気。


あたし達が、落ち着いていると


「いらっしゃいませ」


低いけれど、女性らしい声。

先ほどの女子高生とは違う女性が居た。


「ご注文はお決まりですか?」


見上げると黒髪でショートボブの

スラリとした長身の女性が居た。


「ホットのココアと…
 歩美、決まった?」

「あ…ホットミルクティーで」

「只今、お持ちしますので
 少々お待ちください」


彼女はそう言って、

カウンターへ移動してコポコポと

ティーカップなどに飲み物を入れる。


あの人がきっと、エリの言った

女店長なのだろう。




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