あたしの愛、幾らで買いますか?
「朔羅ー!!」


あたしは朔羅とは反対の

海に向かって叫ぶ。


「だぁいすきー!!」


直接は恥ずかしくて言えない。

…3ヶ月前に言ってあるし。

だけど、

やっぱり想いは溢れる。


「あゆ」


朔羅は名前を呼びながら

優しくギュっと抱き締めてくれる。


「なぁに?」


あたしは、

きっと凄く甘い声を

出しているんだろうなぁ。


「ずっと俺の隣で
 笑っててくれる?」

「当たり前じゃん」

「ありがとう」


彼はそれ以上何も言わなかった。

温かい空気が、

あたし達を包み込む。



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