あたしの愛、幾らで買いますか?
あたしと朔羅を繋ぎとめるもの…

それはアザだけではなかった。


「あ。いけない…」


―チャリッ…


机の引き出しの中に閉まっている

大事なモノ。


朔羅が初めてお金以外でくれたもの。

シルバーのネックレス。

ヘッドのモチーフは鍵。

鍵の真ん中にはブルーのストーンが

あるもの。

華奢すぎず、ゴツすぎないものだった。


唐突に彼がくれたものだった。


「あゆに似合うと思って…」


そう言いながら照れ臭そうに

ポリポリと頭をかく朔羅が

可愛くて堪らなかった。


そんな大事なものだから、

貰って以来、肌身離さず付けている。


優しい時の彼を思い出せるように…―。





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