あたしの愛、幾らで買いますか?
学校への道のりは何年経っても

好きにはなれなかった。

幾度も、この道を逆らいたいと思った。

だけど、

あたしは朔羅との約束を守るかのように

黒い革靴を鳴らして、

学校へと向かう。


片手にはカバンを持ち、

反対側では携帯を弄る。

肩にはアザがあるから、

カバンはかけられない。

カチカチと携帯を弄る。

メールを送る相手なんて

朔羅しか居ない。


【おはよう。学校行ってきます】


たったそれだけのメール。

前に送らなかったら、

酷く怒られたから。

返事は来なくても、あたしから

メールするように心がけている。



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