星の哀歌
「美紀、あのね……アタシ、裕太に会って思ったんだ」

「なにを?」

「確かに裕太は気が狂ってるとし思えないよ。
でも、悲しませるつもりはなくても、悲しませるやり方しかできないことがあるっていうのは仕方ないことなんじゃないかなぁって……。
だからね、山内さんにもきっとそういう理由があるんだと思うの」

「あゆ……そっか、そうだよね!
わたしったら山内さんの気持ちも考えないで、一方的に怒ってたみたい。
もう一度、山内さんと話し合ってみるよ!」

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