星の哀歌
砕けた欠片を抱きしめて…
美紀に手紙を渡したその日の夜、美紀は病室の窓から飛び降りた

美紀のお通夜に、山内さんは現れなかった

どうせ山内さんが原因に決まっている

アタシの親友を奪った山内さんを心から憎んだ

お葬式が終わったその足で、山内さんに会いに行った

「美紀への手紙に、どんな酷いことを書いたんですか! おかげで美紀は……ッ、美紀は……!」

山内さんの胸ぐらをつかみ、問い詰める

悔しさのあまり涙が頬を伝う

「僕のせいで……彼女は死んでしまった」

「ああそうだよ! あんたが美紀を殺したんだ!」

ほとばしる感情を止められなくて、アタシは山内さんの頬をめがけて腕を振り上げていた

「やめろ!」


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