臆病姫と白馬の王子
オレは泣きながら話す愛実ちゃんをいつの間にか抱きしめていた。
「オレが絶対守ってやるからもう泣くなよ。」
「あり・・・がとう・・・ござい・・・ます・・・。」
オレは愛実ちゃんの涙を拭き取った。
圭介・・・こんなカワイイ妹を泣かせるなよ・・・
愛実
今まで怖くて怖くて仕方なかった事がだんだん怖くなくなっていく・・・
きっと1人で抱えこんでいた事を誠さんに話して安心したからだと思う・・・
そう言えばお兄ちゃんと知り合いみたいだったような気が・・・?
「誠さんってお兄ちゃんの知り合いですか?」
「あれ、圭介から聞いてないか?高校のクラスメートで親友。」
「そうだったんですか・・・。」
初耳だったなぁ~お兄ちゃんとは違う高校だったし私が知らないのも無理はないか・・・。
「それで、優奈の双子の兄。」
え・・・優奈さんの双子のお兄さん・・・
「えええ~そうだったんですかぁ~!?」
「そんなに驚く事なのか?」
たしか、お兄ちゃんと優奈さんは高校が同じで付き合い始めたんだっけ・・・
「でも愛実ちゃんって写真よりずっとかわいくてビックリだよ。」
写真・・・?私も誠さんの写真見せてもらったような気が・・・
まぁいいか。
「なぁ愛実ちゃん。」
「は、はい・・・。」
「オレの家で一緒に暮らそう。」
「え、何でですか?」
私はいきなりの申し出に驚いた。
「だって、いつ襲われるかわからないだろ?だから1人でいるのは危ないから・・・。」
たしかに、またあの電話がかかってくるかもしれない・・・
でも、誠さんには迷惑かけられないよ・・・。
「ありがとうございます。でも・・・誠さんにはもう迷惑かけられません・・・心配してくれたり、助けてくれたりしてありがとうございました。」
「愛実ちゃん・・・オレは君を守ってくれと圭介に頼まれたんだ!」
お兄ちゃん、心配しててくれたんだ・・・でも、
「お兄ちゃんにももう迷惑をかけたくないんです。誠さんもお兄ちゃんに無理に押し付けられてすいませんでした。」
誰にも迷惑かけたくないよ・・・
「オレが絶対守ってやるからもう泣くなよ。」
「あり・・・がとう・・・ござい・・・ます・・・。」
オレは愛実ちゃんの涙を拭き取った。
圭介・・・こんなカワイイ妹を泣かせるなよ・・・
愛実
今まで怖くて怖くて仕方なかった事がだんだん怖くなくなっていく・・・
きっと1人で抱えこんでいた事を誠さんに話して安心したからだと思う・・・
そう言えばお兄ちゃんと知り合いみたいだったような気が・・・?
「誠さんってお兄ちゃんの知り合いですか?」
「あれ、圭介から聞いてないか?高校のクラスメートで親友。」
「そうだったんですか・・・。」
初耳だったなぁ~お兄ちゃんとは違う高校だったし私が知らないのも無理はないか・・・。
「それで、優奈の双子の兄。」
え・・・優奈さんの双子のお兄さん・・・
「えええ~そうだったんですかぁ~!?」
「そんなに驚く事なのか?」
たしか、お兄ちゃんと優奈さんは高校が同じで付き合い始めたんだっけ・・・
「でも愛実ちゃんって写真よりずっとかわいくてビックリだよ。」
写真・・・?私も誠さんの写真見せてもらったような気が・・・
まぁいいか。
「なぁ愛実ちゃん。」
「は、はい・・・。」
「オレの家で一緒に暮らそう。」
「え、何でですか?」
私はいきなりの申し出に驚いた。
「だって、いつ襲われるかわからないだろ?だから1人でいるのは危ないから・・・。」
たしかに、またあの電話がかかってくるかもしれない・・・
でも、誠さんには迷惑かけられないよ・・・。
「ありがとうございます。でも・・・誠さんにはもう迷惑かけられません・・・心配してくれたり、助けてくれたりしてありがとうございました。」
「愛実ちゃん・・・オレは君を守ってくれと圭介に頼まれたんだ!」
お兄ちゃん、心配しててくれたんだ・・・でも、
「お兄ちゃんにももう迷惑をかけたくないんです。誠さんもお兄ちゃんに無理に押し付けられてすいませんでした。」
誰にも迷惑かけたくないよ・・・