トライアングル
俺は鉄製の大きなドアを両手でおもいっきり開けた。
……!?!?
そこには、やっぱり公香がいて。
だけど、その横には怪しげな男。
そして、里香子がいた。
公香はガタガタと震えながら、小さな体で怯えていた。
体育座りのような姿勢で、顔は下を向いている。
俺はそれを見た途端、我を失った。
「何してんだよテメェ!!!」
叫びながら男に飛び付く。
男は一瞬、驚いていたが
すぐに返しにかかった。
公香はパッと俺を見て、嬉しさに似た感情が表に出てた。
――そんな顔すんなよ。
これ全部、俺のせいなんだよ。
公香の姿は酷かった。
服は泥だらけで、髪もぐしゃぐしゃ。
顔も傷だらけ。
挙げ句の果てに、水をかけられたのかびしょ濡れだった。
そこで今まで何があったのか。
想像しなくても、目に見えた。