恋の家庭教師
帰る途中にメールを見ると、
“今日は早く帰ってきてね”
と、お母さんからメールが着てた。
“もうすぐ家つくから”
そう返信して家にむかう。
「ただいまー」
「おかえりー!早く中入って!」
お母さんが私の手をひっぱる。
「は?! なに?!!」
リビングのソファーに勢いよく座らされた。
「なに?」
「今日の5時から、唯の家庭教師が来るの」
「…はあ?! 聞いてない聞いてない!」
「だって今初めて言ったから」
…ちょ待って!
私の母親はかなり変わった人だから、
常識はずれなことをときどき言う。