ただ君が好きで
「ちょっとそこで待ってなさいよ!」
と叫び返しすぐさまダッシュするあたし。
サラリーマンの方々、他、通行の邪魔してごめんなさい。
周りからしたら、朝っぱらからとんだ迷惑な高校生。
しょうがない、優太といたら2人でも無駄にうるさくなるのはいつもの事だから。
「やべっ」
優太もあたしが近付いてるのを見ると、一目散に逃げ出す。
遠ざかる大きな背中。
どんどんあたしと差が広がる。
こんな優太を見ていて抱く感情がある。