ただ君が好きで




「えっと…今日は呼んでくれてありがとう」


今日のお礼を言ってみた。
…あたし、何改まってんだろう。




「どうしたんだよ、いきなりっ」

優太はちょっと以外そうな顔をして…やっぱり当然の反応だった。



「いや…なんとなく」


「まぁ…俺と母さんの2人で鍋ってのも寂しいしな!」

優太は天井を見ながら笑った。



優太の笑顔にあたしもほっとする。

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