ただ君が好きで
でも…
…ゲーム終わってくれたのはいいけど…
…チクタク
…チクタク
時計の秒を刻む音が部屋に響く。
…なんか、気まずいんだけど…
よくわからないけど、あたし緊張してる。
最近は学校を一緒に行く時に話すだけだったし、
こう、静まり返った空気になったことないから、なに話していいか分からないよ…。
「ちょっと…なんか話してよ…」
あたしはこの空気に耐えれなくなって、ついに口を開いた。
「なんかって言われても…」
優太は考え込む。
…そりゃそうか。
このままじゃ重たい空気にあたしが破裂してしまう…っ。