奪愛-DATSUAI-
「あ~あ、行っちゃった・・・。


もう俺ら千恵ちゃんたちに会えなくなるのかなぁ・・・」


秀二がもったいないというように言った。



「いつでも会えるだろ。


そう遠くまで離れてるわけじゃあるまいし!」


翔が慰めるように秀二の背中をバン!と叩きながら言った。



「いてーよ!」



「俺らもそろそろ行くか!」


翔が楽しげに言った。


「あぁ・・・これからめんどくせぇ日々が続きそうだ・・・」


慧が煙草に火をつけながら言った。



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