奪愛-DATSUAI-
「やっぱりー!!」



「亜紀ちゃん!」


亜紀が立ち上がり叫んだ。



「あー!!1時間も経たないうちにまた会えたー!!」


秀二が気づき、こっちを指さして叫んだ。



「ほんとだ・・・そう遠くに離れてるわけでもなかったな」



慧が驚いてそう言ったがもっと驚いていたのは翔だった。


「また会えるっつった本人が一番驚いてんじゃねーよ」


繁正がくの字になって苦笑する。


翔くんもあんな顔するんだぁ・・・



「なんだなんだ~?おまえら知り合いか~?」


担任がこっちと彼らを交互に見ながら言う。

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