奪愛-DATSUAI-
「とりあえず早くここから離れよう!」


「そうだな!」


「ほら、翔、そろそろ立てるか?」


「あぁ・・・・・」


ふらふらと翔は立ち上がった。


「ほら、君たちもいくよ!」


「え?!あたしたちも?!」


1人の男が何も言わずあたしの手を引いた。


ほかの男が亜紀の手も引こうとしたが、亜紀はその手を振り払った。



「やめろ!うちはおまえら不良とからみたくもねぇ!」

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